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はっとして目を覚ました。
「やべえっ。なんで俺、寝てるんだ!?」
自分の部屋の、ベッドの上。とっくに昇った太陽がまぶしい光を投げている。
慌てて机の上のデジタル時計に目をやると、8/31 10:17 と表示されていた。
「八月三十一日? 十時? 壊れてんのか!?」
そばの棚の上にあったスマホを取り、画面をつけると、同じ日時が表示された。
「こっちも八月三十一日? どうなってんだ?」
窓の外には陽が高く昇っていて、今日が登校日なら大遅刻になっている時間だ。それなのに親がまったく起こしに来ないのはおかしい。
リビングにいた両親に今日は何日かと尋ねると、八月三十一日だという答えが返ってきた。
俺は必死で笑いを堪えながら自分の部屋に戻り、叫んだ。
「八月三十一日の朝に戻ったんだ! 九月一日は来なかった! 夏休み続行だ、ひゃっほう!!」
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