デジタル源氏ストーリー「夕霧」

1/1
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ

デジタル源氏ストーリー「夕霧」

 夕霧の君はヒカル源氏の息子である テーマは古いが ストーリーは未来に向かっている物語である  小生は現役時代アジア太平洋博覧会を経験した  20年間勤めた本社から 九州支社への転勤だった  当時は息子が中高一貫教育の私立へ通っていたので仕方なく単身赴任での 赴任であった 「博チョン」と呼ばれ多くの勤め人体験したのであった  小生は更地からの社長プレゼンであり 予算は3億円だった  大きく分けて パビリオン1億円 映像1億円 運営1億円で総計3億円の 予算が必要だった  クライアントは明太子のやまやであった  小生はクリエーティブであるので、営業と2人のプレゼンであり 先方は宣伝部長と社長が参加していた  まさかここで決定するとは小生は想ってもみなかったが 社長の即決での 決定でビックリした  わざわざ本社からの出向で九州支社への転勤で成果がこんなにも早く訪れ るとは小生も思ってもみなかったが 九州支社へ来たかいがあった  小生も幸運に恵まれていた  普通は九州支社は赤字だったが 博覧会の開催によってはじめて黒字に なったのであった 「何事も 努力と運であるな」と小生も感じた  ここで思い切ったことをしなければならないと思い 当時では世界はじめての3Dによる立体アニメを提案したのだったストー リーは宮沢賢治の「注文の多い料理店」で 当時は宮沢賢治の弟さんが記念 館の会長をしていて、彼に頼んでOKを貰った  ストーリも良かったが 映像の斬新さは当時としては際立っていたので楽 しい映像が出来 赤と緑のメガネをかけて見るとお料理が目の前に現れて 本物のような迫力が出た 後にオーディオ&ビデオ賞の特別賞を頂いたが 必然的であった  パビリオンは当時は後楽園ドームのブームであり 小生はドームのアイ ディアを頂いてドーム型のパビリオンにした  その場で辛子明太子を販売するというクライアントの希望で販売所もつ くったが売れに売れた  アジア太平洋博覧会の人気館の一つに数えられたが小生としては立派な 成果だったと記憶する  映像もそうだが未来に向かって世界にアッピールすることは野球はじめ どんな世界でも必要なことである  デジタル源氏ストーリーも世界に向かっての未来の物語である アジア太平洋博覧会のプロデューサー兼クリエーティブデレクターとしての 成功により小生は「副理事」昇格したのだった デジタル源氏ストーリー「夕霧」はグラフィックデザインとWEBのコラボ レーションです スマホに映る夕霧の映像です  e249af6b-adaa-450e-8293-52b5d6894cf9  
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!