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「いつも背伸びをしていた気がする アホなことしたらアカン
大人にならなって
ありがとう みんな
みんなのお陰で小さい頃の辛くて苦しくて 淋しいの我慢していた私が喜んでる気がする
辛かったん 苦しかったん 淋しかったことを思い出してくれて
これで楽になれるって
うわぁ~ あ~ あ~」
お母さんは泣いた
床に座り込んで
これでもかって泣いた
泣いている間に
小さかった頃のお母さんが お母さんから出てきて 儂らに手を振って消えていった
泣き止んだお母さんは
パワーアップされとった
「よっしゃー 掃除やるで~」
と何もなかったかのように 好きなドラマの歌を歌いながら掃除機をかけだした
やれやれ
実はみんなもボロボロに泣いていた
「お母さーん」って叫びながら
気持ちはみんなお母さんを抱きしめていた
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