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「‥‥‥そんな事は言うのを止めて、その爆弾をこちらに手渡してくれませんか?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥。。。」
(‥‥‥このヒトが、係長の言ってた知り合い、なのよネェ。で、でも、付き合ってたら先が思いやられるって言うか、この人には既に売約済みの相手が、。。。)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。。。
「‥‥‥イ、イヤだね!」
悦子が、ボクに問い掛ける。
「‥‥‥習志野君!‥‥‥こんな事をして、何がどうなるって言うの?‥‥こんな事をしても、百合子は喜ばないわ、よ
「誰も、ボクの気持ちなんか、分かりっこ無いよぉ!‥‥‥分かってたまるか。ボクの気持ちも、百合子の想いも。‥‥ボクなんか、どうなったって良いんだヨ。これから、ボクは、この場所で爆死する。だから、死にたくない人は、この場所からいなくなれば良いと思う。‥‥‥どうせ、ボクなんか。」
その時、悦子は、まるで鬼の様な形相でボクの事を叱責した!
「情け無い事、言わないでヨォ!‥‥習志野君。アナタ、高校時代に言ってたわよネ?例え、食べる為とは言え、生き物ばかりは殺したく無い。。。何かの故あって生まれて来た生命を奪ってしまったら、それこそ、人間失格だってぇ!‥‥‥アナタ、こうも言ってたわよ。味で勝負するなら、スウィーツで勝負したい。野菜や果物なら、少しは罪悪を感じなくて済む、だろうからって。。。」
「‥‥‥ボ、ボクは。」
「‥‥‥習志野君。‥‥‥ワタシ達人間も動物の端くれなのよ。。。」
「‥‥‥‥‥‥‥。。。」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。。。
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