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ぷしゃっ、と潮を吹きあげたことに気づかないまま、絶頂に至った羽鳥は意識を飛ばす。さらりとした愛液を飛ばされた紫雀は、意識を飛ばした彼女の淫紋がいまも煌めいているのを見て服を脱ぎ捨てながら苦笑する。
「足りない、な」
「お、義兄、さ、ま……?」
「挿入るぞ」
「――ン!」
ずぷりと挿入され、ぼうっとしていた羽鳥がふたたび絶頂する。貫かれただけで達してしまった羽鳥を抱き寄せて、紫雀は容赦なく律動を開始する。敏感な場所をピンポイントに突き上げられ、羽鳥の身体がビクビクと弾む。まるで翼を手に入れてしまったかのよう。空を飛んでいるような快楽に溺れた羽鳥は紫雀の激しいピストンに何度も目の前が真っ白に染まる。久しぶりなのに痛みを感じることもなく、快楽だけが上書きされていく。子どもを産んだから余計に感度が高くなっているのかもしれないな、と紫雀が呟いていたけれど、彼女にその声は聞こえない。
「あぁぁぁぁあああっ!」
「はとり、はとり! 俺もイくぞ!」
白濁を膣奥に注がれて、羽鳥はあぁと幸せそうに息をつく。満足できたのか、互いの淫紋から煌めきは消えていた。
「――しじゃ、く」
「ああ。羽鳥」
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