極道なお義兄さまに淫紋を刻んだお嬢の愛は翼となって舞い降りる

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「運よく任務を遂行できたところでブタ箱行きは逃れられねぇよ。まあ、おとなしく服役して戻れば若頭補佐のポジションにつけるってのは魅力的だけどな」 「もれなくあたいもついてきますよ」 「らしいな。……巻き込んですまねえ」 「わかればいいのです。だから先に子作りしませんか?」 「…………子作りとな?」 「あたいのお母さんはね、パパがいなくてもあたいを産んで育ててくれたのです。だからお義兄さまが服役中でも寂しくないように」  ――子種、ちょーだい?
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