田舎町

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私は嬉しくて顔が熱くなった。 久々に誰かの温かい言葉を受け取った気がした。 私は高校2年生だから親に甘えては行けないといつも感じて言い出せないこともしばしばある。 本当はもっと一緒に過ごしたいし、家族でお出かけもしたい。 だけど両親が働いているのは家族のためであり私の学費や家のローンも払うためには仕方がないのは分かっていた。 「紅音ちゃん、家に寂しかったら夏休みが終わる頃までここにいてもいいのよ」 「本当に?! それなら2週間ぐらいここに泊まってもいい?」 「もちろん! おばあちゃんも畑仕事手伝ってくれると助かるわ」 本当は2泊3日で帰る予定だったけど、祖母の暖かい雰囲気に癒されて少し長居をすることにした。
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