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君に会いにいく
廉と花音の幸せそうな姿を和希は目に焼き付ける。
親友の陰りのない笑顔も、花音の眩しいほどの笑顔も和希には全てが幸せに満ちていて目を細める。
良かった。
これで良かったんだ。
花音、君が笑っているなら。
君が幸せなら。
それが俺の願いだ。
今までも、これからも。
君に会いに行くよ。
たとえ君が遠くにいたとしても。
たとえ君が僕を忘れていても。
君に会いに行くよ。
いつか必ず。
花音
君に会いに行く。
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