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ピピっ ピピっ
花音は目を覚まし、辺りを伺う。
機械音が鳴っている。
目の前は、白い天井。
あぁ。またやってしまった。
自分の体を軽視してはいけない。といつも言われていたのに。
無理しちゃったな。
花音はふっー。と息を吐く。
『花音!』
お母さんだ。
泣いてる。
また、心配かけちゃった。
『花音、良かった!発見遅かったら危なかったのよ!体温もすごく低くて。良かった目が覚めて。』
お母さんが花音の手を握る。
ごめんなさい。そう言いたいのに花音は声を出すことも出来ない。
『分かってるから。大丈夫。今は休みなさい。本当に良かった。。』
お母さんに握られたまま、花音は安心したのかまた眠りについた。
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