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そして、会場の一角は、お嬢様(ソファリア)の周りに貴族の令嬢たちが集まっている。
「素敵ですね、その髪飾り、ソファリア様、」
「コレは、トゲリの新種で、白バラと言うものですわ、」
「えっ!白バラと言う新種でしたの?」
「何処で手に入れたものでしょうか?ソファリア様、」
「其れは、、ウチの侍女が作ったものですわよ、だから秘密なの、、」笑
「えぇ、そんなぁ、、」「わたくしも欲しいですわ、」
「それよりも、コレをご覧になってくださいませ、、」
お嬢様が侍女エッタに持たせてあったカバンから、『ベル姫とバラ騎士団』という本を見せていた。
「なんですの?」
「この本は、恋愛小説なのですよ、皆さんに是非読んでいただきたいと思いまして、、」
「えっ!わたくし、恋愛小説は、大好きですわ、」
「わたくしも是非拝見したいと思いますわ、」
この恋愛小説は、ミルプランタが前世の記憶から書いたものでした。まぁ、ほとんどパクリですが(汗)
『ベル姫と白バラ騎士団』の序章を数ページ読ませてあげていた。
「わぁ、、わたくし、この本を買わせていただきますわ、」
「はい、良いですわよ、皆さんも読みたいと思いまして、数冊ご用意させて頂いてますわ、」
「わたくし、この本、金貨一枚でどうでしょう?」
「わたくしは、、金貨二枚出しますわよ、、」
「わたくしも、、、」「わたくしも、、」
、、と、恋愛小説『ベル姫と白バラ騎士団』の本が売れてしまった!!
侍女エッタのカバンには、本が10冊入っていたが、売れに売れて完売となりました。
お嬢様(ソファリア)は、恋愛小説を製本にしたのが良かったようである。
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