旧ロマネル王国

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そして、第三次防衛線で、カベルネ少将の支持で幕舎の中で作戦会議をしていた。 テーブルに地図を広げて、ミルプランタ王女様、カベルネ少将、護衛ハジリの三人は、、 「やはり、地理的に直接行くより、補給路を確保しませんと、、」 「はい、わたくしも賛成ですね、、」 「そうですね、、その方が確実に敵を撃破出来ると思います。」 「それでは、決まりですね、早く行きましょう、カベルネ少将、、」 王女様率いる騎兵連隊は、補給路を遮断されている場所のログイエ軍を撃破すること、、 ミルプランタ王女様が風魔法を使うこと無く、カベルネ少将の騎兵隊がログイエ軍を全滅していた!! そして、援助物資を乗せた馬車を護衛しながら、王女様率いる騎兵連隊が第二次防衛線に向かった。 チエイスン皇太子が居る砦の周りには、ログイエ軍が包囲していた!! その後方には、ログイエ王国の大軍が控えている。 カベルネ少将が、地図を広げて作戦を練る、、王女様も加わる。 「ハジリ、、風は何方から吹いている?」 「はい、これでは、逆風ですので、王女様の風魔法は通用しませんね、」 「そうだよねぇ、、どうしたもんか?」 そして、しばらくすると、、ログイエ軍が近隣の村を焼いていました。 「コレは、使えるよ、、ハジリ、」 「、、と申しますと、、王女様、」 「あぁ、知らないかな?上昇気流を使って、風向きを変えてやるのさ、」笑 「風向きを変えるんですか!!」 カベルネ少将と打ち合わせしていた、王女様の風魔法で敵軍を無力化した所に突撃する。 ミルプランタ王女様は、持って来た白い粉を風魔法で敵軍に向けて飛ばす、、、 カベルネ少将の騎兵隊は、鳴りを潜めて北側に待機している。 しばらくすると、ログイエ軍の兵士たちが倒れていく、、其処へ待ってましたとばかりに、、 カベルネ少将の騎兵隊が突撃して行ったのでありました!! 砦に居たチエイスン皇太子は、「アレは、何処の騎兵隊だ?!」「はい、旗印から、ミルセンキ軍では?」 「あぁ、そうか、、王女様が駆けつけてくれたのであろう?」 「たぶん、そうでしょうね、皇太子様、、」 ログイエ軍は、北側から総崩れでありました。 「魔女かぁ、、」「不死軍だぁ、、」「魔女が不死軍を連れてきたぁ、、」 ログイエ軍の正規兵士で無い、農民兵士が声を上げていました!! その農民兵士たちは、武器を捨てて逃げ惑うのであった。 ログイエ軍の指揮は乱れて、どんどんと後退して行く、、、 「我が軍も、撃って出るぞ、、」「はい、皇太子、、」 チエイスン皇太子率いる騎兵連隊も負傷兵を残して、全軍で攻めて行くのでありました。 ログイエ軍は、後退して行って、遂に第一次防衛線を退いて行きました。 「アレが、ログイエ軍の指揮官か?」「そのようですね、皇太子、」 チエイスン皇太子は、弓矢に魔術を掛けて、弓を弾く、、矢を一射撃ち込む、、 普通の弓矢では届かないところまで飛んで、、指揮官が合図を送ろうとして手を上げる。 その手に矢が刺さって、グサッ、、「あっ!王子、、」 ログイエ軍の指揮官は、第二テロワ王子であります。 直ぐに指揮官王子の手当てをする。このままではいけないと思い、副将が後退の合図を送る。 ログイエ軍の後続部隊・テクス大将軍率いる三万の軍まで後退して行ったのである。 更に悪い事に、オスマル帝国と同盟のパニュエ王国が援軍を送って来てる。 、、という報せであり、已む無くテクス大将軍は、戦意喪失の軍を撤退することにしました。
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