10人が本棚に入れています
本棚に追加
オスマル皇帝陛下の留守の間に王宮内で異変が起きていた。
ログイエ王国が勝利すると思っていたアルスラン王子は、身余ったようである。
保身派以外の交戦派と密約を結んでいたのでありました。
オスマル国内で反乱を起こして、皇帝陛下を王宮内に入れない算段でありましたが、、、
まさか?ログイエ軍五万の兵を退けるとは思ってもいませんでした!!
皇帝陛下が戻ってくる前に、アルスラン王子は証拠隠滅を計っています。
そんなアルスラン王子の陰謀が露呈するのは後々のことでありました。
チエイスン皇太子もその事は、秘密組織(ヴィニ)から情報を得ています。
ミルプランタ王女様のカゲたちも証拠固めを急いでいました。
そして、オスマル皇帝陛下が王宮内に入ると、直ぐにチエイスン皇太子を呼んでいた。
皇帝陛下は、人払いをしてから、皇太子に告げる。
「何故?軍を動かさ無かったのか、、」
「はい、それは、、わたしに兵権がございませんので、陛下、、」
「あぁ、それで、5000の兵しか連れて行か無かったのだな、、」
「はい、連れて行った兵士には、お咎め無きを、、陛下、、」
「あぁ、勿論だとも、、褒美を貰えるべきだな、皇太子、」
「それでしたら、兵士たちにお願いします、陛下、、」
また不徳の事態に陥ったら困るので、特別に緊急時に動かせる軍を編成することにします。
オスマル帝国の正規軍10万兵以外に、2万兵を特別部隊に編成する。
皇帝陛下は、その緊急事態の兵権をチエイスン皇太子に授けることにしました。
ミルプランタ王女様は、とんでも無い事を考えていた。
小説の中の、、白バラ騎士団を実際に作ってしまおうと、、、
カベルネ少将に頼んで、選りすぐりの兵士を貰い受けていました。
ミルプランタ王女様の空想の騎士団を作ることに、『白バラ騎士団』
姿形もそれなりの騎士団、騎兵隊全員の胸に白バラ(ドライフラワー)を付けさせている。
後から、ドライフラワーでは壊れてしまうので、作り物の白バラを用意した。
旗印には、紅地に白バラを刺繍させていました。
そして、騎士団(100騎)の騎士団長・アンドリュ、、副団長・ガナッシュであります。
「おぉ、、名前まで、小説みたいじゃないの、、」笑
それから、ミルプランタ王女様の前に、騎士団全員が片膝着いて王女様に忠誠を誓っています。
騎士団長・アンドリュが王女様の手の甲にキスをして忠誠を誓う。
しばらくは、騎士団全員の滞在先は、北東地区の王女様の小城でありました。
ミルプランタ王女様が移動する度に着いて行くのである。
元ミルセンキ軍から鍛えられた兵士、そうです、千人力の騎士団となります。
ミルプランタ王女様が乗る騎馬をカベルネ少将から贈られた。
その騎馬とは、大人しい白馬でありました。
、、ちょっと待ってよ、白馬に乗るのは王子様でしょう?、、、
ミルプランタは、心の中で思っていたが、カベルネ少将の折角の行為に水を刺すことは出来ない(汗)
最初のコメントを投稿しよう!