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それから、ミルプランタ王女様とカベルネ中将が作戦室で地図を広げて見ていたら、、
其処にチエイスン皇太子が入って来る。
「このまま、ログイエ軍は、退いてくれるでしょうか?」
「完全に撤退するまで、わたしは残りますが、ミルプランタ様はお帰りください、」
「そうですよ、、王女様、、」
「カベルネ中将も、一緒に戻ってください、」
「そうですね、、皇太子様、王女様帰りましょう、」
「わたくしも、皇太子様と残りたいわ、、」
「ダメです、、王女様は、、、」
「とんだ結婚式になりましたね、ミルプランタ様、、」
「そうですわね、、一生忘れられない結婚式になるでしょう、」笑
「ほんと、、忘れられないですね、、」笑
そして、カベルネ中将率いる騎兵隊とミルプランタ王女様率いる騎士団は、北東部の国境線から引き上げて行く。
ミルプランタ王女は、騎士団長アンドリュを呼んで、、、
「とんだ初陣になりましたね、アンドリュ様、、」
「はい、そうですね、でも、誰一人欠けること無く出来たことは良かったです、」
「はい、わたくしも、そう思います、アンドリュ様、、」
「コレで、白バラ騎士団の名が知れ渡ることでしょう、王女様、、」
「ほんと、そうなってくれれば良いのですが、アンドリュ様、」
「ところで、結婚式はやり直すのでしょうか?王女様、、」
「それは、無いでしょう、たぶん、、」
「それでしたら、白バラ騎士団だけで祝いましょう、王女様、」
「あはは、またそれも良いかもしれませんね、アンドリュ様、」笑
ミルプランタ王女率いる白バラ騎士団は、宿舎で結婚祝賀会を開いてくれた。
どういうわけか、お嬢様ソファリア様まで出席している?!
それも、騎士団長アンドリュ様の隣りをキープしているではないか!!
もうこのまま二人は結婚しちゃえば、、とミルプランタは思っていた。
オスマル帝国の戦争が始まってから、7日で終結していたのですが、まだまだ油断は禁物であります。
北東地区のテミリオン王国軍にも伝令が走った。
ログイエ王国軍からの報せ撤退命令でありました。
北東部の国境警備隊とオスマル帝国軍は、テミリオン王国軍の撤退を確認したのである。
オスマル皇帝陛下は、持病(肺)が悪化して床に着いていました。
代理を勤めていた、テロワ大将軍は参謀本部からの報告を確認してから、戦争終結を宣言していた。
北西部の最前線にいたチエイスン皇太子率いる特別部隊も引き返してくる。
ミルプランタ王女様は、ボルドン侯爵領の小城に戻って荷物(私物)を纏めていました。
そうです、結婚式も終わり、チエイスン皇太子の御屋敷に住む準備をしないといけない。
ボルドン侯爵様が用意してくれた結納品は、先に皇太子家に運んでくれていた。
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