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そして、ミルプランタは、今日から皇太子邸に住むことになりました。
年輩の侍女コリンと若い侍女サラが、奥様の世話係であります。
侍女コリンは、かなりの礼儀作法に厳しいのでありました!!
其れは、何故かというと、将来的に後宮で恥ずかしくないようにとのことであった。
その後宮に入るのは、ずっと先になって欲しいとミルプランタは思っていた。
だって2、3年は、新婚生活を二人で楽しみたいではないですか(笑)
この異世界では、新婚旅行というものは無いようであります。
「あぁ、他国へでも旅行したいなぁ、、」
「なんですか?旅行って、、奥様、、」
「いやっ、何でもないよ、、サラ、」汗
、、だが、ミルプランタ夫人の願いも虚しく、チエイスン皇太子は皇帝陛下代理として公務に忙しくしていた。
チエイスン皇太子が御屋敷に帰ってくるのは、ほんの数回でありました。
「これでは、、わたくしが隠居する前に子宝は無理みたいですね、、」
「ちょっと、、まだ結婚したばかりで、子宝って、、」汗
皇帝陛下より、反乱に加わった者たちの処分を言い渡す。
交戦派貴族たちは処刑される。反乱の首謀者アルスラン王子は、流刑(南東)となり、その1ヶ月後皇帝陛下から毒酒を撓まる。
すると、一月もしないうちに元皇帝陛下は退位することを決めたようでありました!!
その理由は、持病(肺)で公務をこなせないようではと、下臣から退位することを薦められる。
別邸でゆっくりと静養すれば、寿命が伸びると医師団から言われていたこともあり決意した。
オスマル皇帝陛下は、宮殿に集められた下臣の前で、「皇太子を譲位させる、」
交戦派の貴族は、ほとんど謀反人として処分されていたので、反対する者は居ませんでした。
此れで、オスマル帝国の皇帝陛下は、「チエイスン皇帝陛下」と成るのです。
其れによって、ミルプランタ夫人は、皇帝陛下の妃(皇女殿下)になったのであります。
其れをチエイスン皇太子から聞かされて、「やだぁ、、後宮に入るの、、」
、、と、駄々を捏ねても無理なことであります!!
「おめでとうございます、、奥様、、」
「ほんとうに良かったです、おめでとう御座います。ミルプランタ様、」
チエイスン家の使用人たちから、祝福されていました。
「コリン、後宮に入ったら、側室の面倒見るんですよね、」
「はい、当たり前の事ですよ、奥様、、」
「えぇ、寵愛されるのわたくしだけにして欲しいわ、」
「それも無理なことですよ、、皇女殿下様、」笑
「コラっ、、コリン、皇女様はまだ早いですよ、、」汗
「いえいえ、今のうちに慣れてもらわないと、、皇女殿下、」
なんか?侍女コリンは、わざと言ってるようにも聞こえる?!
「ところで、侍女サラは、一緒に連れて行って良いのかしら?」
「それは、、たぶんダメだと思いますが?皇女様、、」
「えぇ、ダメなのか?如何にかならないかしら?」
「それを決めるのは、皇帝陛下ですので、、」
侍女コリンから良いことを聞いた、今度の皇帝陛下は旦那様ではないか、わたくしのお願い聞いてくれるかも?
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