ミルサイユ王国

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その頃、同盟国であるパニュエ王国の第二王子様の結婚式の招待状が届きました。 肺病の皇帝陛下には、参列するのは無理なので、ミルプランタ皇女殿下が代理を務めることにした。 「王女様、パニュエ王国に行くのは危険すぎます、刺客が潜入してると報告を受けてます。」 「それは解っているよ、何処に居ても刺客から狙われるでしょ、わたくしを護ってくれるよね、ハジリ、」 「はい、それはもちろんでございます、王女様、、」 カゲハジリは、今でもミルプランタのことを王女様と呼んでいる。 ハジリは、以前から隣国に密偵を潜入させていましたから、伝令(鳩)を送っていた。 カゲたちは、全力でミルプランタ皇女殿下を守り抜くのであります。 オスマル帝国はボルドン公爵とカラント伯爵に任せて、ミルプランタ皇女殿下一行はパニュエ王国に向かった。 そして、パニュエ王国の第二エクサン王子の結婚式二日前に到着していた。 国王の丁重な歓迎を受けて、ミルプランタ皇女殿下は迎賓殿へと案内される。 迎賓殿の中を第三ブリオン王子様が案内してくれる。 ブリオン王子様は、いろいろと案内してるうちにミルプランタ皇女殿下に魅了されていた。 ミルプランタ皇女殿下に御付きの者の目を盗んでメモを渡していた?! その夜は、歓迎の席(晩餐会)に皇女殿下一同を招待していました。 ブリオン王子様のメモには、「殿下に会いたい、了承なら、ロゼワインを注文してください、」 、、と、メモにはそう書かれている。皇女殿下は迷うことなくOKでありました。 ミルプランタ皇女殿下は、皇帝陛下の代理で公務を務めていたので、、、 些かうんざりしていたので、少しぐらい羽目を外しても良いのでは無いか? あとで聞いたのだが、ロゼワインとは、葡萄の種類であって赤ワインでした!! このパニュエ王国にしか採れない葡萄酒らしい? その歓迎の晩餐会で、ミルプランタ皇女殿下は、ロゼワインを注文していました。 それを見ていたブリオン王子様は、皇女殿下に微笑み返しています。 今夜の密会が、誰にも知られ無いようにセックスしたいものです(笑) そして、和やかな晩餐会も御開きとなり、ミルプランタ皇女殿下は寝室へと移動していました。 それから、数時間後、、、 皆が寝静まったところで、隠し通路から、ブリオン王子様が寝室に忍び込むのです。 ミルプランタ皇女殿下の寝室の暖炉脇に扉のように開いていく、、、 其処から、ブリオン王子様が顔を出してくる。 「皇女殿下、、起きてますか?」 「はい、ブリオン王子、、」 この隠し通路は、王族と一部の者のみが知ってる通路らしい?刺客に襲われた時の逃げ道となっていた。
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