ミルサイユ王国

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ミルサイユ王国には、海が無いのでパニュエ王国の南東側を利用させて貰っていた。 ブリオン王子様の計らいで、カベルネ将軍とカラント伯爵が出迎える。 沖に3隻の軍艦が停泊して、小船でキキヨウ大将と数人が港に到着していました。 「コレはコレは、キキヨウ大将自らお越しとは思っていませんでしたよ、」 「久しぶりだね、カラント将軍、、随分と老けたね、」笑 「はい、あれから何年も経ってますからね、キキヨウ大将は若いですね、」 「あぁ、それと、今は海軍総督ですから、カラント将軍、、」 「はい、そうですか!随分出世しましたね、キキヨウ総督、、」笑 「カラント伯爵、女性でも戦士なのですか?」 「何を言う、この方は、東洋の魔女と恐れられていたお方ですよ、ねぇ総督、」 「そう言えば、昔は、そのように呼ばれたこともあったね、もう魔女は辞めてくださいよ、」 「とりあえず、立ち話はよして、どうぞ中へ、、キキヨウ総督、」 「はい、そうですね、カラント将軍、、」 港の宿舎にキキヨウ総督と数人を案内して行った。 その宿舎で、クレオ女帝国軍の対策を検討していました。 太陽国の軍艦には、戦闘員は連れて来て居なかったので、戦闘員としてミルサイユ王国軍が乗り込むことになりました。 キキヨウ総督閣下は、操縦士と大砲の扱いに詳しい者を連れて来ていたので、多いに助かっています。 北西部からのログイエ王国軍の対応は、パニュエ王国軍五万兵で迎え撃つ用意が出来ていました。 南西側からのクレオ女帝国軍艦には、急遽編成された太陽国の軍艦で迎え撃つのであります。 太陽国の軍艦は、3隻でありますが、戦闘員は選りすぐりのミルサイユ王国軍であります。 クレオ女帝国の軍艦から、上陸さえさせなければパニュエ王国軍が有利でありますが、、、 それから、10日後に北西部からのログイエ王国軍が進軍して来ました!! 南西側の海上には、クレオ女帝国の軍艦はまだ現れていませんでした。 これから、クレオ女帝国軍が現れなければ良いのだが、、とパニュエ王国軍は思っていたのですが、、 1日遅れで、クレオ女帝国の軍艦10隻が現れました!! 「アチラは10隻、、コチラは3隻って大丈夫なのか?」 パニュエ王国軍は、兵士誰もが不安に思っていました。 ところが、太陽国の軍艦に乗ってるキキヨウ総督閣下と他の者は、平然としていました。 其れには、キキヨウ総督の考えがあり、戦闘員のミルサイユ王国軍にとって当たり前の戦争であります。 クレオ女帝国の軍艦は、旧式な帆船であり、昔ながらの戦闘しかやっていないように見える。 「数だけ揃えてもね、、コチラには、大砲が有るから平気だよね皆んな、、」 「もちろんです、、総督閣下、、」 「カベルネ将軍も、大丈夫だよね、」 「はい、まかせてください、キキヨウ総督、、」
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