ミルサイユ王国

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クレオ女帝国の軍艦の指揮を取ってるのは、グルノブル総司令官でありました。 追い風に乗って、パニュエ王国の軍艦を一気に沈めるつもりでありましたが、、、 太陽国の軍艦は、大砲の射程距離まで来るのを待っています。 クレオ女帝国の軍艦の出鼻を挫くつもりで、太陽国の軍艦3隻一斉に大砲を放っていた!! 、、ドカンッ、、ドカンッ、、と大きな音を立てて弾がクレオ女帝国軍艦の腹に命中していた。 続けざまに大砲を放っていく、、ドカンッ、、ドカンッ、、、 すると、何ということか?先陣をきっていた軍艦3隻が沈んでいるではないか!! それを見ていた味方のミルサイユ王国軍は、呆気に囚われていました。 「スゴイな、、大砲の威力は!!」 キキヨウ総督閣下の合図で、パニュエ王国の軍艦は速度を上げてクレオ女帝国軍艦に進める。 「此処で、一気に半分の軍艦を沈める、良いな皆んな、、」 「はい、総督閣下、、」「任せてください、総督、、」 太陽国の軍艦は、速度を上げるとクレオ女帝国艦隊の中央付近まで進めていました。 、、ドカンッ、、ドカンッ、、大砲の威力は凄まじいもので、計6隻の軍艦を沈めていました!! それから、クレオ女帝国軍艦に太陽国の軍艦は、横付けして梯子を渡し戦闘員がなだれ込むのである。 ミルサイユ王国軍の得意技であります。船の上だろうと敵を次々と倒していきます。 クレオ女帝国軍艦の兵士が戦闘不能になったところで、また次の軍艦に向かって行くのである。 こんな具合にクレオ女帝国軍艦を全滅させていました!!! パニュエ王国には、クレオ女帝国軍一兵たりとも上陸させずに出来ました。 結果的にクレオ女帝国艦隊、総司令官の軍艦を含めて11隻の軍艦を沈めたことになる。 それもたった1日で海上戦は、終わったことになるのであった!! それから、太陽国の軍艦は引き上げて港に着けていた。 パニュエ王国のブリオン王子様が出迎えていました。 「ありがとうございます、カベルネ将軍、、」 「その賛辞は、キキヨウ総督に言ってください、ブリオン王子、」 「キキヨウ総督、お疲れさまでした、ほんとうにありがとうございます、」 「いいえ、どう致しまして、、王子様、」 「これから、宿舎に戻って祝盃をと待っている者が居ますので、、」 「えっ、祝盃ですか、、」 取り敢えず、キキヨウ総督閣下とカベルネ将軍は、宿舎に戻ることにしました。 宿舎で待っていたのは、カラント伯爵でありました。 テーブルには、グラスにワインが注がれていました。 ブリオン王子とカラント伯爵は、パニュエ王国の勝利を確信していたのであろう? 「他の方々も、ワインを配っていますので、、それでは、カンパイ、、」 「カンパイ、、」 太陽国の軍艦には、ワインを樽ごと運んでいました。軍艦の中でも、「カンパイ、、」 パニュエ王国の大勝利で幕を掲げていました。 ブリオン王子様は、ワインで祝盃をあげた後、直ぐに王様に報告しに向かったのである。 北西部のログイエ王国との戦闘は続いているので、、、 祝盃の後、カラント伯爵とカベルネ将軍は、キキヨウ総督と話し合う事になっている。 そうです、軍艦のことであります。
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