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それから、しばらくすると、、、
研究所で完成した薬があるのだが、、実験する所が無かったのである。
其処で、ミルプランタ女王様は、騎士団の小隊長を務めるコンティに頼むことにした。
アンドリュ騎士団長に言えば、反対されるのが分かっていたのでコンティに頼んでいた。
「女王様、ほんとうにやるんですか?」
幼なじみのコンティは、昔から無謀な事をするミルプランタを知ってるので不安に思っていた。
そして、盗賊がよく出る場所を選んで馬車を走らせる。
もしも盗賊が襲って来たら、使用人たちは逃げるようにと言っておいたのである。
それから、馬車は脇道の無い所に差し掛かると、、盗賊団が襲って来ました!!
使用人たちは、言われたとおりに逃げて行きます。
馬車の中に取り残されたのは、ミルプランタ女王様ただ一人であります!!
ミルプランタは、瓶の中から赤い粉を振り撒き風魔法を使うのである。
すると、盗賊たちは、味方同士で闘っていました?!
そうです、赤い粉は、ミルプランタが開発した撹乱剤と呼べる物でした。
コレを使って敵国の兵士を撃退する方法を考えたのでありました。
しばらくすると、盗賊たちは倒れています。其処へコンティ小隊長率いる騎士団が盗賊たちを縛り上げるのであった。
もちろん中和剤も用意しています。その中和剤を盗賊たちに飲ませていた。
「ほんとうに女王様は、、」汗
「でも、成功したでしょ、コンティ、、」笑
盗賊団は、コンティ小隊長率いる騎士団に投獄されていました。
ミルプランタ女王様は、コレで二つの武器を持ったことになる。
、、それでも基本は、風魔法の応用であるが、、、
それと同時に、治癒魔法も向上していた。怪我人の治療は勿論、中からも治療出来るようになる。
ある日、、
アンドリュ騎士団長は、カラント伯爵に相談していた。
「あまり女王様に強くなっては困ります。我らの出番が無くなるでは無いですか?」
「あぁ、そうだな、、わたしから忠告してみよう、騎士団長、、」
「はい、よろしくお願いします、、カラント伯爵、」
そして、カラント伯爵は、ミルプランタ女王様に会うことにしました。
アンドリュ騎士団長からの言葉を伝えると、、、
ミルプランタ女王様は、侍女たちを下がらせて、、
「カラント伯爵だけに言いますが、、ある御告げが有ったのです、」
「えっ!御告げとは?女王様、、」
「ある日、腕輪が光り眠くなって、神様であろうか?『来たるべきに備えて、魔法を強くするように』と御告げが有ったのですよ、たぶん夢では無いと思いますが、、、」
「来たるべきとは、なんでしょうか?女王様、、」
「それが分かれば良いのですが、、カラント伯爵、、」
「取り敢えず、、そう言う事でしたら、わたしは魔法を鍛えるのに反対しませんです、女王様、」
「そう言ってくれるのは、カラント伯爵だけですね、ありがとう、、」
「来たるべき時って、、他国との戦争でしょうか?女王様、、」
「たぶん、、それ以外に考えられる事は無いと思うが、、伯爵、」
「それでしたら、我が軍も強化するべきですね、女王様、、」
「そうだな、、カラント伯爵、、」
「早速、わたしがカベルネ将軍に伝えましょう、女王様、、」
「そうしてくれるかね、カラント伯爵、、」
「はい、お任せを女王様、、」
カラント伯爵は、早速に軍営に向かったのでありました。
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