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ミルプランタ女王様の承認を得て、太陽国から軍艦2隻を追加注文していました。
それと同時に大砲も30砲を注文していた。
軍艦を一から作ることより、今ある軍艦を改造して造る方が工期は短く済むのである。
それから、二月足らずで、軍艦改造船(フェリー船)が完成していた。
軍艦改造船1隻に小さな船(タッグボート)6隻を積めるようになっていた。
カベルネ将軍は、この海軍の名前を考えて欲しいと女王様に頼んでいました。
ミルプランタ女王様は、名前を考えぬいた結果、『黒雲ノ艦隊』としました。
軍艦改造船3隻、、タッグ船18隻の海軍、、『黒雲ノ艦隊』が成立したのであります。
それも風頼りの帆船に比べて、こちらは蒸気船で機動力は抜群に向上している。
この前のクレオ女帝国軍艦が数倍来ても、問題無く戦えるのであります。
それから、しばらくすると、、、
大工事であった、パニュエ王国までの幹線道路が完成したのでありました。
開通式を飾るのは、、蒸気機関車(自動車)が走って行く、、、
技術者たちの結晶で作り上げた陸を走る蒸気船とでも言う物であろうか?
パニュエ王国のブリオン王子も驚いていました!!
デモンストレーションとは言え、水蒸気の煙と騒音が大きい!しかも遅い、、試作段階の物だろう?
それでも、この幹線道路は多いに役立つ事であろう、ミルサイユ王国からパニュエ王国まで馬で3日のところを1日で行けるのだから、、
アンドリュ騎士団長は、コンフォルン王子の反乱の後始末が終わってから、ボルドン家のソファリアお嬢様の行方を探していました。
反乱軍に加わった謀反人から、尋問してお嬢様の手掛かりを見つけようとしています。
おそらく十数人が関わっていたのだろう?謀反人一万人から探し当てるのは困難なことだろうが、、
それでも、アンドリュ騎士団長は、諦めないで根気良く手掛かりを探っていました。
お嬢様を拐ったのは、反乱騒ぎで死んでしまったのか?逃げおおせたのか?と解らないが、、、
女王様に頼めば、見つかるかもしれないが、、多忙な女王様に頼むわけにいかないと思った。
なんとか、自力で探して見せようと非番の時に現場周辺で調査していました。
勿論、ボルドン公爵もソファリアお嬢様の捜索を他人を使って行動していた。
太陽国から購入した大砲30基の内20基は、『黒雲ノ艦隊』で使う。
残りの大砲10基は、各国境線の小城に配備していました。
また近隣諸国から戦争を仕掛けてくるやもしれないと思っていたからです。
着々とミルサイユ王国の護りは完成つつありました。
その頃、クレオ女帝国では、軍艦を増やして北欧1の大艦隊を創り上げる事を計画していました。
周辺の国々を植民地にして、軍資金を算出させています。
そのような情報が太陽国に入ってくる。
「どうしますか?皇后陛下、、」
「そうですね、、クレオ女帝国とミルサイユ王国が戦ってくれれば、太陽国としては好都合だけど、」笑
「それだと、、友好国としては援軍を要請されるのでは?」
「あぁ、良いんじゃ無いの、援軍は出しますよ、、」
太陽国の家臣たちは、貴賓皇后陛下の考えが良く解らないでいました。
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