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ミルプランタ女王様は、カラント総督の作戦本部からミルサイユ王国の宮殿に戻っていた。
「パニュエ王国からの援軍の要請はまだなのか?」
「はい、まだ伝令は送られていませんです、女王様、、」
ミルプランタ女王様は、何時でも援軍を送り出されるようにコンティ中将に準備させていました。
「援軍が遅れれば、大都が大変な事になりますね、ボルドン卿、」
「はい、左様です、女王様、、」
カラント総督の作戦本部では、、、
「南周りに軍艦を進めれば、2日は掛かるだろう?」
「はい、そうですね、総督、、」
「ふむっ、クレオ女帝国の軍艦を殲滅することを目的としていないので、用は大艦隊を突破すれば良いのだろう?」
「えぇ、そうかも知れませんが、何か策でも?総督、、」
「そうだなぁ、、我らは元はなんだった?」
「はい、総督、、ミルセンキ軍ですが?」
「、、となると、大艦隊の正面突破しかないだろう?キル隊長、、」
「えぇ、ウソでしょう、ほんとうにやるんですか?総督、、」
「もちろん、元ミルセンキ軍には、負けと言う文字は無いからね、キル隊長、、」
「はい、分かりました、直ぐに準備させます、総督、、」
ミルプランタ女王様からのカラント総督の命令は、クレオ女帝国の上陸を阻止することにあった。
ミルサイユ王国の軍艦3隻で大艦隊を正面突破するにしました。
ところが、クレオ女帝国の軍は、上陸して直ぐに防衛線を撃破していました!!
そのカラクリとは、、、
ログイエ帝国軍の大一派攻撃から、計画は進められていました。
アマリ港からの通路をクレオ女帝国の密偵たちが作り上げていたのでありました。
そして、大都の密偵たちにより城門は開かれて、クレオ女帝国軍は宮殿の中まで進軍していました!!
大都に潜入していた刺客たちに国王様と皇太子様が殺害されていったのである。
パトラッシ女王様から刺客たちに王族は全て始末するようにと命令されていました。
北西部で戦っていたエクサン王子は、ログイエ帝国軍に射殺されていました。
カラント総督の作戦本部から防衛戦に向かったブリオン王子は、クレオ女帝国の刺客に殺害されています。
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