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その頃、パニュエ王国からの難民がミルサイユ王国に次々と押し寄せて来ていた。
ボルドン公爵は、難民受け入れに大忙しでありました。
「このまま、パニュエ王国からの要請を待っていたら、手遅れかも知れない?」
「パニュエ王国の防衛戦にクレオ女帝国軍が迫っていると情報が入っています、女王様、」
「それじゃ、要請は無いが、援軍を送るとしよう、コンティ中将、」
「はい、お任せください、女王様、、」
直ぐに、コンティ中将率いる一万の軍隊がパニュエ王国に向かったのでありました。
その頃にはもう遅く、、パニュエ王国の宮殿はクレオ女帝国軍に征圧されていました!!
大都の軍事施設は、クレオ女帝国軍によって次々と襲撃されて行ったのである。
コンティ中将率いる一万の軍隊は、クレオ女帝国軍の新式銃の連隊に阻まれていました。
パニュエ王国の宮殿に潜入していたカゲ組織から情報が入ってくる。
「えぇ、、パニュエ王国の王族は、皆殺されたと!!」
「はい、そのような情報が出ています、女王様、、」
「どうしたもんか?ハジリ、、」
「王族が一人でも残って居れば、王国は再建出来ますが、、」
「それなら、ハジリ、、王族が一人でも残っていないか?探してくれっ、」
「はい、畏まりました、女王様、、」
ハジリは、カゲ組織の総力を上げて王国の王族を探して行くのでありました。
援軍に向かったコンティ中将率いる一万の軍隊は、クレオ女帝国軍の抵抗に合い城内に入ることが出来ないでいた。
パニュエ王国の城門の前で硬直状態になっています。
クレオ女帝国軍はパニュエ王国の宮殿から、国庫金財宝などを運んでいました。
その頃、北西部のカベルネ将軍率いる三万の軍隊は、ログイエ帝国軍の進軍を押さえています。
其れとは別にログイエ帝国軍の別働隊が西側から大都に向かっていました。
クレオ女帝国軍と合流するつもりでしょうか?
一方では、カゲ組織がパニュエ王国の王族を探していた。
避難民の中に紛れて居ないか?と思ったカゲ組織隊員が1人づつ聞き込みを開始する。
「そのお子さんは?」
「はい、ボッチ男爵の御子息ですが何か?」
隊長は、その子供にお付きの者が三人もいるのでおかしいと思っていました。
早速、ボッチ男爵の事を調べさせていました。
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