ミルサイユ王国

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ミルプランタ女王様は、応接間に移動して待っていた。 其処にハジリが、ボッチ男爵の御子息と言ってる者を案内していた。 御子息のお付きの者は、ドアの外へ出される。 御子息1人になって怯えています。 其処へ、ミルプランタ女王様は、その子供を抱きしめて、、、 「大丈夫怖がらないで、あなたの味方だから、わたくしが守ってあげる、」 その言葉を聞いて、張り詰めていたものが解放されて大声で泣いていました。 「ところで、お名前は?」 「はい、ボクは、父上ブリオン王子の二番目のポワソンです、女王様、、」 「ふぅーん、そうなんだ、兄上は?コレは聞いたらいけなかったかしら?」 「いえっ、兄上と母上は、クレオ女帝国軍に射殺されました、女王様、、」 「そうなの、可愛そうに、、辛かったでしょ、、」 ミルプランタ女王様は、ポワソン王子の頭を撫でている。 宮殿内にポワソン王子の部屋与えてあげていた。 「此処でしたら安全ですから、安心してお休みなさい、ポワソン王子、、」 「ありがとうございます、女王様、、」 ポワソン王子に面倒見てくれるメイドを付けてやる。 ミルプランタ女王様は、執務室にアンドリュ騎士団長を呼んでいた。 「軍営に行って、ビッシイ少将に軍隊の出陣を準備させて置いて、、」 「はい、女王様、、どのぐらいの兵を用意させますか?」 「そうだなぁ、、コンティ中将に一万だから、二万の兵士を準備させて置いてくれ、、」 「はい、分かりました、、女王様、、」 アンドリュ騎士団長は、早速軍営に向かったのであります。 「その二万の軍隊を指揮するのは、誰なんでしょうか?女王様、、」 「それは決まってるでしょ、、ハジリ、、」 「もしかして、、ポワソン王子とか?まだ6歳ですよ、無理でしょう、女王様、」 「大丈夫、ポワソン王子には、輿に乗っているだけで、指揮官補佐にアンドリュ騎士団長を考えてるよ、」笑 「それなら大丈夫かも?ポワソン王子の旗印で進軍するのですね、女王様、」 「ハジリには、大事な役目を与えるからね、絶対に遂行してくださいね、」 「はい、女王様の命令ですので、成功させますよ、、」 「期待しているよ、ハジリ、、」
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