45人が本棚に入れています
本棚に追加
「結婚しよう。私の妻になって欲しい」
「私でいいんですか・・・?」
「いいんだよ。だって、ずっと冬奈しか好きじゃなかったんだから」
「私も成紀さんが好き」
私は成紀さんの手を掴んだ。
「ずっとこの手で守ってください。その代わり、私にも守らせてください」
「もちろん」
いつから好きだったの?と聞かれても分からない。
気づいたら、貴方の優しさに救われていた。
もう覚えていないかもしれないけど、中学生のあの時、泣いていた私の頭を貴方はずっと撫でていてくれた。
「悔し泣きするほど、好きなものがあるのは誇ればいい」って。
あの時、もしかしたらもう恋に落ちていたのかもしれない。
「貴方しかいない」
大袈裟でもそう表現するしか出来ない位、貴方が好きです。
これからも、ずっと二人で幸せな日々を過ごしたい。
明日も甘えていいですか?
fin
最初のコメントを投稿しよう!