名前で呼んでほしい

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「じゃあ、私も力になれる事があったら言って下さい。これでも婚約者ですから」 急に成紀さんが顔を背ける。 「可愛すぎる・・・」 「何か言いました?」 「いや、なんでもないよ。何かあったら頼らせて欲しい」 「はい!任せて下さい!」 食事を終えた私を、成紀さんは家まで送ってくれた。 「送ってくださって、ありがとうございます」 「また、食事に誘っていいか?」 「はい」 私はそう答えて、家に入った。
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