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本当はずっと悩んでいた。
愛のない結婚なんてどちらにとっても良くないし、婚約破棄したほうがいいんじゃないかって。
でも、本当は婚約破棄したくない。
それに、成紀さんのことを信じたい。
勇気を出して、自分。
貴方しかいない
私は、運転席の窓をコンコンと叩いた。
成紀さんが窓を開けてくれる。
「冬奈、どうかした?」
「成紀さん、私のこと好きですか・・・?」
ああ、また私可愛くない聞き方だ。
でも、もう戻れない。
「好きだよ。大好き」
「冬奈としか結婚したくない」
成紀さんが車を降りる。
「ずーっと昔から、冬奈一筋」
「え?昔から?」
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