それぞれの思い

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フットはとりあえずやる事が無いのでナリ坊を人質に取られないように移動させた。 そんな中フットは思う。 (よく見るとナリ坊って結構可愛い顔してるよな…) とナリ坊を見て思った。 チイチイ弟はしょっちゅうブスと言ったりするのでプラシーボ効果なのかフットもいつの間にかそう思ってしまっていた。 しかしナリ坊はエミリー程では無いが顔は可愛い方なのだ。 そこはノフィンの娘、顔は整っているのは当然と言えば当然だった。 そしてそして不覚にもフットは無防備なナリ坊の姿に欲情してしまう。 フットもやはり思春期だ。 ドキドキドキドキ………。 (触りたい…足とか…胸とか……) 鼻血が出ているがそのことにも全く気づかないフット。 フットの手がナリ坊の足に持っていかれる。 ハァハァハァハァ…。 息づかいも自然に荒くなっていた。 そんな時そんな時(何しよるねん!)と神様の声が。 「な、なんだ!?」 キョロキョロするフット。そしてそしてなんとなく誰かに見られているような気がする。 何はともあれフットはナリ坊にあちこち触りたいと言う気持ちはなんとか持ち直した。 神の声と視線の正体はチイチイ弟。 チイチイ弟は携帯小説を読んでいた。 「ワイのナリ坊に何しようとしてくれとんねんプンプン」 とチイチイ弟は独り()ちていた。
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