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あたりが暗くなると、サソリは不幸せな気持ちになった。太陽の言っていることも分からなくもない。あらゆる生物が、それぞれの役目を担っている。太陽だって太陽の苦労があるのだろう。
「そうは言っても。」オレの苦労なんて誰も分からないさ。サソリはゆっくりと砂漠を這って歩いた。彼は孤独だった。昔は、もっと友達がいたような気がした。まだまだ若くて、色んなサソリたちと群れをなしていた。いやサソリだけじゃない。でもサソリはいつだって他の奴らから嫌われた。少なくとも彼はそう思っている。
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