玉置神社に参詣した記録

01 申込自体は６月に致しておりまして

　玉置神社。
　一度は聞いたことのある名称だと思います。「神さまに呼ばれないと、たどりつけない神社」として超有名。熊野三山の奥宮として神社としての品位や格も、他の追随を許さない一面もありますね。
　所在地は奈良県十津川村。創建は不明、ですがWikipediaには「紀元前37年に崇神天皇が熊野本宮とともに創建されたと伝えられており」と記載あり。
　わたしは2019年からはじまるコロナ禍より少し前から「紀元前に創建された神社を参詣させていただきたい！」と考えておりましたので、玉置神社は絶対に外せなかったのです。
　奈良県内は創建不明の格式ある神社が数多くあります。大神神社(おおみわ　じんじゃ)をはじめとして大和神社(おおやまと　じんじゃ)、石上神宮(いそのかみ　じんぐう)、高鴨神社(たかがも　じんじゃ)などなど……あくまでもわたしが参詣したことのある社を並べてみましたが。
　根拠もなくパワースポットに行きたい階層とは、ノンノン（チッチッ、というサウンドと人差し指のちょい振りも付き）。一緒にされたら、ちょっとイヤですぅー。
　だがしかーし。
　道のりがムチャクチャに遠すぎた。
　で。一番、参詣にラクそうな旅行社企画ツアーでも仕事の都合がつかない。
　そんなときに2020年、某旅行社企画ツアーに申し込みすることができた。料金も払込した。
　が！　ウキウキしていたわたしを襲ったのは『緊急事態宣言』そして『外出自粛』だった。
　んもう全身が脱力……。
「あー。呼ばれてないんだーぁ……参詣は、あきらめようかな」
　そんなふうに思いまして、もうずーっと頭の中から消えていたのです。けど、たまたま本年６月に旅行社サイトを見ていたところ、いつの間に。玉置神社ツアーを再開しているではないですか。でも格段に旅行代金は上がっているので、これは不思議でしたが。まあ、それはよいとして……。
（ホントは良くない/滝汗。初回に申し込みした当時は二万円を切っていた。たしか15000円くらいだった。今回の旅行代金は、ほぼ倍額。資金面で苦労していたら、たやすくあきらめていましたよ。余談ながら８月に訪れた鹿児島も二泊三日で抑えたのは、玉置神社ツアーに予算を割いたからです）
（でも全国的に観光地はコロナ禍前よりも……特に“５類”になってからは……格段に宿泊料金も上げているので、これはこれで仕方がないのかもしれない）
　台風による土砂崩れや冬場など道路凍結などの事態が発生したら、即ツアー中止になってしまう。ある意味、非常にハードルが高いツアーではあります。予定されている最少催行人数は10名。
　んー。行けるんじゃね？
　って気楽に申込みしてみました。んで、旅行社提示の料金も速攻で支払う。なにか事故があったらイヤだなーって思っていたから。
　そして当日を迎えるわけです。