26人が本棚に入れています
本棚に追加
プランA
「とにかく今は直樹と仲直りしないと家事を済ませて〜床もモップは使わずにあえて雑巾で隅々まで掃除してっと。あっ!洗濯物が終わった。
今日はいい天気だしベランダに干してっとこれが終わったら買い出ししてビーフシチューを煮込んでおかないとある程度煮込んで蓋をして余熱で後はじっくりと味を染み込ませてる間に風呂場の掃除で完璧よね。
でも、後一つ直樹の部屋の掃除もしたいけど〜 変なものとか〜隠してないよね?でも知らない方がいい事もあるし〜もしかして私が知ったら不味い雑誌とか?DVDとかあるかも?一年も私が側にいなかったんだから。気になる〜そう言えば前
来た時もこの部屋だけは駄目、この部屋は〜え〜とその〜なんて言うか〜とか言ってたな〜直樹と仲直りしてから聞いてみよう。結婚するんだし秘密は駄目だよね。秘密は〜」
そんな事を美紗子が考えている頃直樹は新人教育に悪戦苦闘していた。
「だから!三田君お客様と話す時は〜もう一度マニュアルDVDを見ようか?今日はお客様周りは夕方一軒だけだし〜羽田君〜ちょっと。羽田くーん。「はい?先輩?何ですか?」後輩の羽田実は木原の近くに駆け寄ってきた。羽田君後は宜しく〜僕はお得意様に御礼の電話掛けたいから」
「先輩〜先輩〜僕にも仕事が〜先輩に逃げられた〜先輩〜」
木原の後輩の羽田は呆れた顔をしながら新人の三田に厳しく指導をする事になってしまった。
「木原先輩が逃げ出すとは〜」
喫煙所で木原は。。。
「あ〜疲れる本当に。正直覚えが悪い新人は六人中三田君だけだよ。やっと喫煙所で煙草を吸えるよ。そうだ美紗子に電話を掛けてみよう。まだ怒ってるかな〜?ちょっと言い過ぎたかな〜?」
直樹は携帯電話で美紗子に電話をかけた。
「あれ?美紗子が電話に出ない?もしかして?出て行ったとか?怒って?俺が初めて怒ったから?どうしよう?婚約破棄とかされたらどうしよう?」
そんな木原の気持ちを知らない美紗子は「やば〜携帯忘れたよ。買い物に出たのはいいけど〜直樹から電話があったら?あるはずないよね。仕事で確か〜新人教育とか引き継ぎとか言ってたものね」そんな事を考えながらのんびりと買い物をしていた。
「え〜と、今日の牛肉はちょっと贅沢して100グラム1000円のにしちゃおうっと。後はワインとフランスパンとチーズと生クリームと野菜は〜あれとあれを買わないとなー。あったあった玉ねぎと鞘インゲンこれでしょう私の特性ビーフシチューは〜デザートのケーキも買っちゃおうっと」美紗子は近所のスーパーで買い物を楽しんでいた。
最初のコメントを投稿しよう!