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古典芸能で知る
中村屋推しの妹2が歌舞伎の「法界坊」を観てきたようで
えらくご機嫌にうさうさ言うので、なんだそれと突っ込んでみました。
「しめたしめた、しめこのうさうさ」が台詞一式。
物事がうまくいったときに言う江戸っ子ワードで、略したのが「しめしめ」なようです。
漢字変換すると、「締めた絞めた、絞め子の兎々」。
急に生々しくなりますが、 まぁ昔はウサギって狩ってくる食糧ですわな。絞めて血抜きして美味しくいただきますわな。
えー、ネットでてきとーに由来を調べたところ
徳川さんちの家康くんのおじいちゃんの頃、狩りに行ったら獲物の兎をもらったそうで。しめて美味しくいただいたとか。
それからトントン拍子にうまくいき、徳川さんちは城を持てる程に出世したという逸話から、だそうです。
江戸っ子ってそういう逸話とか言葉遊び、大好きですよねー。
何年か前オイラが気に入ってた「九里に足りない八里半」「九里四里うまい十三里」とかもそんな言葉遊びの洒落です。
(どっちも栗と比較されてるサツマイモを指すことば)
どれも落語とか歌舞伎で知って調べるんですけども、面白いですねぇ。
観たり聴いたりするのにとっつきやすい世話物人情噺によく出てきます。
当時の流行語みたいなもの(だと思ってる)なので、新作歌舞伎だと作られたときの流行りが入ってます。
大工がブレイクダンスしたり、代官がなんかカワイイ~とか言ってたり(極端な例)
またこれ後世に受け継がれたら、???ってなった若者が調べると思うと……古典芸能は趣深いですな(*´-`)
あぁ新作歌舞伎といえば、来月は映画館で令和の新作がかかるから観に行かなきゃ。
「不思議の国の若旦那」って。歌舞伎要素が若旦那部分しかない(笑)
でも、クドカンと中村屋をコラボさせたら愉しいにきまってる。
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