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S 60
汗でしっとりと湿った身体で抱きしめ合った。
腰に圧し付けられる翠里の硬い感触に頭が煮えてくる。
可愛くてやらしいとか反則だろ
翠里に誘われなくても一回じゃ終われない。
「…あ…、慎のて…きもちい…っ」
濡れた声が腰に響く。
「ね、慎…もっと…」
こんな可愛い要求に抗えるわけがない。
「…慎だいすき…」
夢よりも夢みたいだと思いながら、翠里の細い身体に手のひらで、唇で触れた。
「好きだよ、翠里」
しっかりと抱きしめて耳元で囁くと、翠里も力いっぱい俺を抱きしめ返した。
「すっげぇ好き…」
うん、うんて頷いてる翠里に何度も口付ける。翠里はくすぐったそうに笑ってて、その顔も可愛くて、綺麗で、色っぽかった。
明日起きたらどんな顔すんのかな?
ついそんな、人が悪いことを考えた。
まあ、どんな翠里も可愛いんだけど。
笑ってんのも、怒ってんのも、泣きそうなのも全部可愛い。
「あ ああ…、ん、んっ、慎んん…っも…、いっちゃ…っ」
それに乱れてんのはサイコーだ。
「いくの? 翠里。いいよ、我慢しないで」
手の中の翠里の性器の先端からは滴が溢れていて、今にも爆ぜそうになってる。
「…やっあ…っ、やだ…っ、いっしょ…いっしょがいい…っ」
眉間に皺を寄せて、真っ赤な顔して必死で我慢してんの、すげぇそそる。
「ん…、じゃ、翠里。もちょっと頑張って」
「あ、あ…うん…っ。し、慎は…て、とめて…」
いっちゃうから、って睨んでくる顔もやばい。
立て続けにそんな可愛い顔見せられたら堪んねぇ。
「ね、慎…きもちい?」
今度は笑いながら訊いてくる。
「うん…すっげいい…」
視覚も触覚も極上だ。
「ほんと? うれしー…」
えへへって笑いながら翠里がキスをねだってくる。
口付けながら少し身体をずらして翠里の性器に自分のを近付けた。
「んん…っ」
驚いて目ぇまん丸になんの、すっげ可愛い。
ちゅってキスをほどいて、その可愛い顔を覗き込んだ。
「…くっつけて一緒にしよ。俺ももうやばいし。…翠里の手、めっちゃ気持ちいい…」
「ほ、ほんと…? あ、あ…これすご…っ」
ぴたっと添わせて2本を握ったら、翠里も手を伸ばしてきて先端を撫でた。
「う…わっ、ちょっ…翠里…っ、それ…っ」
「あ…ふふ…っ。慎のも…ぬれてきてるね…」
細い指が先端の切れ込みを弄る。翠里が笑いながら赤い唇を舐めた。
「…く…っ、や、ば…」
「ここ、いい? 慎…あっあ…っ、だめ…っ」
ダメって言われてももう無理…っ
翠里のと俺のをまとめて握った手で扱くと翠里の腰が揺れた。
やば…っ
さっき翠里にされたみたいに、今度は翠里の先の窪みに指で触れた。
ぬるぬるだ。
「あ あ あ…慎ん…っ」
高く掠れた声で翠里が俺を呼んだ。翠里の先端から熱い液体が迸って指や腹にかかった。翠里の腰はまだ揺れてる。
挿れてぇ…っ
翠里の薄い腹に2度目の精をぶちまけた。
「…慎…キス…して…?」
俺に手を伸ばして翠里が言う。
「ん…」
濡れた肌を合わせてキスを交わした。
翠里の口ん中、熱い…
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