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1話 厳しい現実
それは数十年前ーー、ぼくは当時10歳の頃魔法学校小等部1年に在籍していた時期があった。
しかしぼくは授業に付いて行くことができなかった。
それだけでない、ぼくは魔法の力が強いだけで魔法をコントロールする力が弱かった。
いや、ないと言った方が良いのだろうか…。
ぼくは入学してからたったの数日で学校を強制退学させられた。
学校から『落ちこぼれ』というレッテルを貼られただけではなく、魔導師としての資格も剥奪されて…。
国から、見捨てられたのだ。
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