第四幕 学園史上最大の作戦

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「そういうこと。私たちが一般生徒を代表して! いっちょガツンとやってやろうじゃないの!」 「逆にガツンとやられなきゃいいけどな」 「ま、その時は保健室の重傷者用ベットで会いましょう」 「弱気は禁物なのです! 病院送りになるのはヤツらなのです!」 「その通りだ! 俺たちの意地をみせてやろう!」  (うらら)欠片(かけら)は鼻息も荒く、拳を固める。  竜胆(りんどう)はやれやれと肩をすくめて。  嵐子(らんこ)はウフフと紅茶を飲む。  そういう先輩たちを眺めつつ。  剣児(けんじ)はチラリと視線を動かす。  部屋の隅。  荷物置場に立てかけている、黒くて長い筒状のケース。  事態は風雲急を告げ。  決戦の時は。間近に迫りつつあった。
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