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今は帰り道。
私とぬこの帰り道は真逆だから、グループLINEで通話している。
グループLINEは私を含める5人で作ったものだ。
その他の3人も一緒に会話している。
〜LINE〜
ぬこ 《そういえばさ、どうして花梨はあの本のこと知ってたの》
花梨 《たまたまだよ〜、
姉さんがこれおすすめだからって貸してくれたの(押し付けられた)》
瑠璃 《()の中身ww》
穂乃果《花梨のお姉さん絶対モテるよね、
あと、瑠璃の意見めっちゃ同感ww》
葵 《ちょっと、最近実感が進まないんだけど、、実験台になってくれる人募集中》
瑠璃 《NO NO》
穂乃果 《NO NO》
花梨 《NO NO》
ぬこ 《NO NO》
葵 《いや同じ発言やめい
しかも同時》
〜現実〜
瑠璃「いやまさかのww」
瑠璃「、、、」
瑠璃「実験台、、」
“実験台”
瑠璃「なろうかな?」
私にとって、実験は慣れていたから、なってみようと思った。
思えてしまった。
でも、歩いていれば、、
瑠璃「ん?」
小さく輝く懐中時計。
少しだけ錆びているが、針は動いている。
壊れてはないようだ。
瑠璃「綺麗だなぁ、、」
そう、私は拾ってしまった。
“拾ってしまったのだ”
その瞬時にまぶしいひかりが私の周りを囲んだような気がした。
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