ある雨の日

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 美鈴は相変わらず、いつもの美鈴。甘えられるひとなんて、この世にひとりもいるわけない。  だって親友のまつりにすら、甘えることができないのだから。 「雨、よく降るわね……。」  美鈴が窓を見上げる。  ひたひたと胸の奥を満たしていく不安を、まつりはぎゅっと押し込める。  なあんて、ちょっとしんみりモードで始まりました、早瀬川まつり。  前作書いたの、だいぶ前なので、作者もすっかり忘れています。  違和感あっても、ご容赦を。  さて。  この雨の日から、話は一気に二週間さかのぼります。  五月下旬某日の夕刻。  さあ、元気出していきましょう!
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