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「あああ、そうか、あじさい、ごめんな……明日餌、2倍あげるから……」
「ところでこの男、いつものパターンだろ?」
ドライバーがサバイバルナイフの男に問いかけた。
ナイフの男は最初から予定に組み込まれていたかのように静かに言い放った。
「ああ。殺すよ。んで2人とも埋める」
「へっへっ。オッサンかわいそうにな」
柊重三郎29歳。
これまで生きてきた道のりの中でも最高のピンチと言える「魔の1時間」が始まった。
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