さらば、夏休みのとも

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 夏織は、真っ白になった顔をゆっくりと上げ、小さな声で先生に告げました。 「……やってきたんですけど、家に忘れました」  次の瞬間、夏織の目の前は真っ暗になりました。  ジリリリリリ。  遠くから、目覚まし時計の音が聞こえてきました。 ――了。
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