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「それでは皆さん、充実した夏休みを」
先生のその言葉を合図に、みんな教室から飛び出していきました。夏織もその一人。
帰り道は親友の陽菜と、色々なお出かけの約束をします。
「まずはお祭りよね! りんご飴のおじさん、また来てくれるかな?」
「今年はスーパーボールすくい、負けないんだから!」
「そうそう! パパがプールに連れてってくれるんだけど、夏織ちゃんもどう? って!」
「ホント!? もっちろん! 行く行く!」
小学校最後の夏休み、胸のドキドキが止みません。それに合わせて、夏織の足も軽やかにステップを踏むのでした。
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