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僕が小学校に上がるか上がらないかの頃、兄に誘われて「竹塚バンディッツ」という名の少年サッカーチームに入った。
そして僕が六歳だったとき、「北福居レンジャーズ」という他の少年サッカーチームと対戦した。
実力が拮抗したシーソーゲームで、両チームとも得点できずに0対0で後半戦残り五分を迎えた。そのとき、試合に出場していた兄がシュートを決めて得点を決めた。
他のチームメイトと一緒に応援していた僕はすごく嬉しかった。だから、試合終了のホイッスルがグラウンドに鳴り響き、両チームメイトが礼をし合ったあと、僕はベンチに戻ってくる兄に駆け寄って抱きついた。
(続く)
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