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僕はどうしたらいいかわかならかったので、彼女の目を見つめ返すしかできなかった。
すると彼女は目を閉じた。そして顔を僕に少し近づけてきた。
僕の心臓がドキドキした。口の奥の方から勢いよく飛び出すのではないかと思った。だから、ツバを飲み込んで出てこないようにした。そのとき、自分の唇が乾いていることに気づいた。
僕はドキドキしてどうしたらいいかわからずに、彼女の顔から目を背けて周囲を見てみた。
どうやらここは、デートスポットらしい。周囲にはカップルばかりだった。
(続く)
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