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「さて。今回は 前回のステータス効果を解除しますので、深呼吸をして 気持ちが落ち着いたら、無心で静かにしていてください。」
再び、紙に名前などを一通り書いて、奥の祈りの部屋へ。
無心…無心に…駄目だ雑念が…元の姿に戻るのに失敗したら!無だ、思考停止だ。
「終わりました。」
「あっ、はい!」
神官も案内人の少年も穏やかだ。…成功した?
休憩所という広い温室まで、少年と たくさん話をした。たかが2回目でも 親近感がわいたのは、彼の人柄なのか、異質な空間の効果なのか。
温室で寛いでいたガランスとイアンは、私の鞭を持って来てくれていた。早速 外で振ってみることに。
ヒュンッ、ッバン!!!!
これだよ、この音、この爽快感。あーっ もう 感謝で胸いっぱい。
翌朝は空が荒れたから もう一泊させてもらって。
その翌朝、難無く下山。
沼の近くの宿で昼休憩をとって、平原をピクニック感覚で越える。
「私たち、旅の上級者みたい。」
「この平原は もう 庭だな。」
日が暮れる間際に、街に着いた。
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