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「あら、ユニーじゃないの。ミコも一緒ね。お散歩中?」
ユニーと呼ばれた男の子の妖精が返事をします。
「ううん。妖精の村の外の森で、日向ぼっこをしていたら、人間を見たんだよ。それを言いたくてミコと来たんだ」
「そう! 二人いたのよ。ミコも見たわ。女の子だったの」
シャミーは身を乗り出して質問しました。
「その話、詳しく聞かせて!」
(アロマとミルクかもしれないんですもの。そうしたら、私が追いかけたアロマが本物かわかるわ!)
勢いよく聞かれた二人の妖精は。目をパチクリ。
「あ……えっと……」
シャミーが慌てていると、二人は「いいよ」とにこやかに話してくれました。
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