真実を映し出す水晶玉

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「ママさんは、幸せですか?」 僕が率直に質問するとママさんは、 「はい、こうしてお店を持つことができて、お客様にも良くしていただいて幸せです。」 と優しい笑顔で答えてくれた。 僕がママさんに、 「これからも、このお店に通わせていただいてもいいですか?」 と言うとママさんが、 「えぇもちろん、来ていただけると嬉しいです。」 と快く言葉を返してくれた。 僕はママさんに、里親の父と母のことを話した。 また、小学校中学校高校のことや東京の大学に進学したこと、大学卒業後静岡に戻って就職したことなどを話した。 「先日このお店に来た時にも話しましたが、今は静岡市内の自動車製造会社に勤めています。」 僕の話をママさんは真剣な表情で聞いてくれているようだった。 ママさんともっともっと話したかったけれど、22時を過ぎた頃僕は会計して自宅に帰った。
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