エピソード11:混乱×ブルーゴーツ

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エピソード11:混乱×ブルーゴーツ

「たっだいま~」 なんやかんやあった京都から地元にようやく帰ることができた。 やっぱり地元サイコーだな。 今日は月曜日だが、移動日兼休みということで自宅でゆっくりくつろぐはずが・・・ あれ急に電話が・・・ スマホをとるとかなり慌てた様子で大ちゃんが出た。 「大ちゃんどうしたの?」 『伊藤!悪い。大至急学校に来てくれ!』 「え?」 『事情は着いてから話す!とにかく急いでくれ!』 大ちゃんのただならぬ様子に、急ぎ学校に足を運ぶ私であった。 星降学園・・・ え? 校舎はまるで災害が起きたかのような状態であった。 校舎自体の損壊は少ないようだが、それでも窓ガラスが割れたり所々に被害が出ている。 「これは、どういう・・・」 この惨状をみて思わず私は呟いてしまった。 「やられた。」 モリーこと森田先生が悔しそうな声をあげる。 「まさか、君らが鍵を探しにいっている間にこちらが襲撃にあうとは思わなかった。本部自体は辛うじて無事だったが、応戦したアンバー・ファランクスが倒され、地井がさらわれた・・・」 「えっ!」 確かにこの状況でチャンチーの姿が見えなかったのが気になったが・・・まさか、さらわれるなんて! 再びモリーが話を続ける・・・ 「しかも、強奪されたヴァイオレット・スナイパーがこちらに強襲してくるとは予想外だった。」 「再度病院で私たちを襲撃してこなかったのは、本部を狙ったから・・・か、キラー・ジョー!なかなか狡いことをしてくれる。」 拳を地面に突き立てくやしがる本間先輩・・・ 「地井の身が心配だが、とにかく敵のアジトが不明なので、迎え打つしかない・・・」 大ちゃんが冷静にいい放つ 「え・・・でも・・・」 「確かに、闇雲に探しても埒が明かないな。帝国のやつらを取っ捕まえてアジトを吐かせるか!」 怒りの色をにじませながら本間先輩が言う。 「そうか!そうするしかないっ!」 その言葉で燃え上がる私であった。 それにしてもキラー・ジョー、許せない! 私はやりきれない怒りをすべてキラー・ジョーにぶつけるのであった。
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