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禁断のから揚げ&マヨネーズ編・6
調理をはじめるために、キッチンに立って買ってきた材料を並べていく。
メインの唐揚げは二十分ほど漬け込んでおく必要があるので、まずはそっちの下ごしらえをしよう。
冷蔵庫から鶏もも肉を取り出して、一口大に切る。火を通すと縮むのでそれも計算にいれてちょっと大きめにしておく。鶏皮はぐにゅぐにゅして切りにくい。
でもこの皮が揚がるとパリッパリになって美味しいので粗末にはできない。捨てるなんてもっての外!
鶏肉を全部切り終わったら、ボウルに入れて漬け込み用の調味料を入れる。
「一人分ならこれくらい」と言われたレシピを見ると、醤油と酒を大さじ一杯ずつ、チューブのしょうがとにんにくも適量。
毎度この手のレシピを見ると「適量ってなんだ」と思うけど、しょうがは好きなので、にんにくよりちょっと多めにしておく。
これくらいなら、好きなように解釈していいはずだ。そのための「適量」なんでしょ。
調味料を鶏肉にもみ込んで、ラップをして冷蔵庫に入れる。これで唐揚げの仕込みは完了。
次はほうれん草のおひたしだ。
といっても、茹でて、だし醤油と合えるだけ。
これは、おばあちゃんが畑で取れたほうれん草で作っていたのをよく見ていたし、直接教えてもらったので目分量で作れる。
大きい方のフライパンに水を張って、塩をスプーン一杯分くらい入れて火をかける。
その間にほうれん草を水で洗う。根元の方は泥が付きやすいけど、買ってきたほうれん草は、十分綺麗に洗ってあって軽くすすぐだけで大丈夫そうだ。おばあちゃんの家でできた野菜はもっと泥だらけで、もっとシンクの中が泥まみれになる。やっぱり売り物の野菜は違うなぁと思う。
お湯が沸いたらほうれん草を根っこの方からお湯に入れて、根元から順番に茎、葉とお湯に入れていく。
火の通ったほうれん草は、しんなりして、色が濃くなっていく。茎がうっすら透き通ってきたら、一束ずつ菜箸で摘まんでザルにあげて、水道から直に水をかけて冷ます。
最近は、残暑が厳しいせいで、夜になっても、水道から出てくる水が生ぬるい。おかげで洗い物は楽だけど、こういうときはちょっと困る。
もったいないけど、貴重な氷をほうれん草をさらしている水に足した。
ほうれん草が完全に冷えたら、一束にまとめて水気を絞る。
まな板に移して、五センチくらいの幅に切って、もう一度、一ブロックごとに掴んで水気をしっかり切る。特に葉の方は水気が多いのでしっかりぎゅっと握って水気を切る。
くしゅくしゅの緑の塊になったほうれん草をボウルにいれて、だし醤油を目分量で垂らす。
菜箸で軽くあえてほうれん草のおひたしが完成。
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