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「まにあったー!セーフ!」
「ギリギリだ!良かったー!」
双子が出発1分前に戻ってきた。2人とも手には買ったと思われるお菓子の箱と、抜いたであろう根と土のついた小さな花がにぎられていた。
「初!陸でのお買い物!」
「見てこれ!初めて本物の花みた!」
興奮がおさえられないようだ。これで今回の客は全員そろった。
「おかえりなさいませ。それでは出発いたします」
扉がしまり、バスがゆっくりと動き始める。ここからはオーナーが次の休憩まで運転を担当する。
光が溢れる建物をあとに、バスは暗闇の中を走っていく。
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