あとがき

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あとがき

    主人公は、鳥取の高校を卒業して就職。でも生活に物足りなさを感じ退職した。主人公の名前は、仁という。仁は、人生に大きな目標を持っていた。  仁は、アルバイト生活をしながらいろいろ将来を考えた。親と同居しているから楽だ。若い仁は、性欲に悩んでいた。そんな時に母の従姉妹に会った。  ある夜、母の従姉妹の陽子が、仁のアルバイト先の喫茶店にやって来た。かなり飲酒し、気持ち悪そうだ。仁は、陽子のアパートまで送って行った。 仁は、子供の頃から、美しい陽子に憧れを持っていた。陽子の気まぐれで仁は初めて女を知り、童貞を失った。仁は、陽子に男にしてもらって、嬉しかった。 それから、陽子は、仁と会わなくなった。仁は、なぜ会ってくれないのか、悩んだ。仁は、強い男になり、大金持ちになったりすれば陽子は会ってくれると考えた。 それで強い男になるため、親と離れ東京で自活することに決めた。仁は、強い男になれば綺麗な女に持てるし、結婚して家族に恵まれる、と考えた。 鳥取を出る前に、陽子と会おうか悩んだ。でも会わずに東京に行った。陽子のことを思い出すと苦みと甘味を感じる。陽子は、頭で考えた人生は当てにならない。思いがけない歓びが隠れているのが人生だと教えてくれた。仁は、陽子が、過酷な人生を生き抜くエネルギーをくれたと感謝した。
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