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結婚して家族を養い、幸せな家庭を築くには、どうしてもお金が必要だ。しかし、仁は、小さなお金しか稼げない。自分1人が生活できる程度である。
これでは結婚できない。
つまり、お金を小さくしか稼げない男は、結婚できない。子供もつくれない。家も絶えてしまう。そんな考えが頭にこびりついた。
ここまで考えて、仁は、大きくため息を吐いた。自分の未来に希望が持てない。希望のない人生を黙々と生きていく。なんか生きているのが無意味に思える。
それでも自殺しない。それは、意識の深い場所から無意味な人生なんかない! 価値ある人生を過ごせる! 心配するな! といった声が聞こえるからだ。
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