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仁は、帰宅後、いけないと思いつつ陽子とセックスする場面を想像してオナニーした。しかし、罪悪感があって、うまくできなかった。
仁の頭の中に、陽子の柔らかい唇やカッコいい鼻、心地好い声などが詰まっていた。それからは、陽子のことを、いろいろ考えた。時間が空いた時、陽子の名刺を頼りに住まいのアパートにも行った。
アパートは、若桜街道を北に向かい袋川を渡った場所にあった。建物は、鉄筋コンクリート3階建てで建築後10年近く経っていた。ワンフロアーに4部屋、全部で12部屋あった。子供の遊具がないので、独身者用のアパートだ。
表札の無い部屋が多い。陽子の住んでいる104号室は、角部屋だった。部屋の周りは、片付いていた。ゴミはなく、きちんとしていた。
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