1

14/24
前へ
/67ページ
次へ
  陽子は、ずいぶん気分が良くなった。送ってくれてありがとうと礼を言った。 仁は、当たり前のことをしただけです、と答えて体を小さくした。本当は、陽子とやれるかもしれないなんて虫のいいことを考えていた。陽子からお礼を言われるような男じゃない、と思った。  陽子は、お風呂をつくると言い出した。そして、お風呂場に行った。陽子は、ミニのワンピースを着ていた。長くて細い足や太股が魅力的だ。  仁は、陽子の裸を想像した。くびれた腰、90センチはありそうな豊かな乳。あれを揉んでみたかった。  陽子が、お風呂場から戻って来た。 慌てて仁は、頭の中の裸の陽子を消した。きっと好色な顔をしていただろう。  陽子は、キッチンに行った。ドリップコーヒーをつくり始めた。コーヒーの香りが部屋に広がり、気持ちいい。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加