苦くて甘い記憶

1

　　仁は、陽子に促されてお風呂場に行った。仁が、体を洗っていると陽子が裸で入って来た。陽子は、無表情だった。仁は、どうしていいか分からなかった。

　ただ、美しい陽子の体をじっと見つめた。くびれた腰、大きな乳、恥毛は少なく、白い肌はシミひとつなくてすべすべだ。女性らしい曲線美に仁は、目を奪われた。

　陽子は、体を洗ってあげるから椅子に座りなさい、と言った。仁は、素直に従った。仁は、これはひょっとしたら今夜、男になれるかもしれない、と思った。そう思うと感動した。

　陽子は、仁の背中を洗ってくれた。仁の前にきて、首や肩、それから下半身を洗ってくれた。仁のペニスは、痛いほど勃起してしまった。陽子は、ペニスを見て、笑顔になった。陽子は、丁寧にペニスを洗った。